多重債務でキャッシングから借入れする場合に押さえたいこと
多重債務の人に融資をするかどうか決定するのは金融機関です。
キャッシングは100%の確率で借りることはできず、
金融機関にもよりますが概ね審査の通過率は60~80%だと言われています。
また金融機関が積極的に集客したいときは、
審査のハードルを一時的に下げるなど、
申し込みする時期によっても審査の難易度は変わるのです。
融資は借り手の返済能力、
現在と過去のローン利用状況などを考慮して決定されます。
多重債務の人がキャッシングから借入れするなら、
審査を有利にするためにも希望額を減らす工夫をしましょう。
もし既存のローンからの追加融資、
または新規ローンからの借入れができない場合は、
すでに債務超過だと判断されている可能性があります。
借入総額がそれほど多くなくても、
借入件数が多いだけでも不利になります。
利用していないカードがあるなら解約することで、
ある程度審査で有利になるでしょう。
多重債務自体を解消する方法も役立つので、
できれば各社のキャッシングを一本化してください。
借金の総額が同じであれば、
借入先は多いより少ないほうが審査で有利に働きます。
個人運営の街金は大手で借りられないときに貸してくれるケースがあります。
大手はコンピューターを活用した審査に力を入れていますが、
街金は現在でも対面与信を導入している会社があるのです。
対面与信では申込者の返済能力だけでなく、
人柄を考慮して融資の可否を決定します。
誠実で嘘をつかないタイプだと判断されれば、
借入れできる可能性があります。
現在において多重債務の状態にある人は、早めに脱却する工夫をしてください。
まだ一度も延滞したことがなくても、
あるとき急に追加融資を受けられなくなる可能性があるからです。
金融機関は定期的に信用力をチェックしており、
信用力が低下したと判断すれば融資枠を凍結することがあります。
利用限度額の満額まで使用している状況で、
返済・借入れを繰り返していると凍結されやすいので注意してください。